松伏町 15坪の小住宅
Posted by 尾谷 in 建築
寝る、食べる、くつろぐ…と小住宅は、人の暮らしに最低限必要な要素だけで構成されます。
だからこそ、住まいの原型がありのままの形で出やすく、住まいとしての純度が高いと思います。
松伏町にて、75歳の女性が暮らす小さな住まい。
当初から、私が小さい頃山の中で泊まった小屋のような居心地を再現し、「余計な事はしない」という簡潔なプランが出来ました。
小住宅の設計は、人の行動や動作寸法について身体的なスケール感が大切なので難しく手間も掛かりますが楽しいです。
では、設計のプロセスの模様を少しお見せします。
■敷地を眺め。。。
◇西面
◇富士山の方向
■間取りよりも、敷地に対しての建物のヴォリュームが大切なので、簡素な正方形、長方形の紙を。。。
■敷地に置き、眺め、隣の妹さんの住まいとの距離感や視線の抜けなどを検討し。。。
■4間×4間の正方形が一番敷地に対してすわりが良いので、構造・設備・庭などを同時進行で考えながら設計し。。。
■「この居間は、光が綺麗に差し込みドラマチックですよー」っと伝えると照れながらも一回でプランは確定しました。
※H様。
細かな図面とドラマチックな空間の模型の製作に着手致しますので、心躍らせながら楽しみにお待ち下さいませ。
26 8月 2016
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