木で作る門周り 完成
「木製建具」という検索をすると、弊社が手掛けた図面や写真が出てくるらしく、
どっかの設計事務所さんから「ディテール教えて」ならまだしも、
「図面ください!」っと直球の問い合わせが来ることがあります(笑)
「真似をしても本質を分かってないと失敗するよー」と思いながら大人の対応をしてますが。。。
「君、ふざけてるからボーナス無しね!」っと言われた事のある私ですが、こんな木製建具の図面も描けるんですー(笑)
では、建具も門周りも外部に木を使う場合、いかに水を切るかが大切です。
少しだけディテールを織り交ぜながら、
木で門周りをリニューアルしたお宅が完成した模様をお届けします。
■野田市 O邸
◇ポストを設置した頃。。。
◇まもなくガス漏れする配管を交換し。。。
◇石張りをしてる現場に行き。。。
◇石を割る作業や。。。
◇生クリームではなくセメントを目地に詰めてる作業を見て愉しんでました。
◇ビフォー
◇アフター
◇写真を撮ってたらお客さんの影が映るので。。。
◇アングルを変えようと移動すると、
目の前に移動してきたので(笑)、笑いながら後姿を撮影し。。。
◇お客様の前を陣取り撮影してました!
◇植栽は、
ツバキ、ナンテン、オタフクナンテン、
ムラサキシキブ、レモングラス、アセビ、
ギボウシ、クリスマスローズなど
◇門周りの北側には、
目隠しを兼ねた板塀、タイル張りの境界塀
◇板塀の笠木は勾配を付けた板金を巻きます。
◇板には水が溜まることの無いように、少しだけ勾配が付いてます。
◇南側にも目隠しを兼ねた板塀があります。
◇タイルの壁が汚れにくいように、
下端にはきちんと水返しのある陶器でできた笠木を設置。
◇門周りの板。
板幅は88㎜、押縁は44㎜×22㎜、
半端な板が入らないように、
ポストが綺麗に納まるように、
板の割付をしています。
板が傷んだ場合、押縁を外し簡単に交換出来ます。
◇ポストの縁に溜まった水を小口から吸い上げないように、
押縁はポストの縁から5㎜ほど隙間をあけます。
◇内側
ポストは少し大きめに。
◇足元は花崗岩を張り、
もし塀の中に水が入った場合、板と花崗岩の隙間から排出されます。
水を切るため、押縁は板より5㎜ほど下げます。