松伏の家Ⅱ 完成
Posted by 尾谷 in 建築
経験と知恵そして少しの手間を加える事は、無駄な材料をそぎ落とし美しい建築になる事を知っています。
松伏町にて、2007年の母屋に続いて2018年に物置が完成しました。
高さを抑え見た目は平屋建てですが実は2階建てとなっており、約2.9mある軒下空間には柱を無くしフレキシブルな空間としています。
通常は隠れてしまう、柱、梁、垂木などは表しで、使用する材木は母屋と同じ美しい木目の紀州材。
材木は線材、コンクリートは面材、金属は被覆材と素材をシンプルに素直に使用した物置をご覧ください。
■外観
□南側
□東側(県道側)
□東側
トタン塀を取りいても建物が塀替わりになるよう、基礎は1mの高さにし開口部は設けていない。
□西側
□軒下空間
■内観
□1階
□2階
■ディテール
□階段
足元廻り
手摺
踏み板の先端にはスベリ防止と段の違いが分かるよう、色みの違うチーク材を埋め込んでいる。
□軒下空間を支える
2.9mの軒下が台風などの吹き上げに耐えられるよう、梁の引き抜き対策をしている。
□電気設備
後から自由にコンセントや照明を増設出来るように、配線は鉄管で露出としている。
□ポスト、インターホン廻り
□忘れがちな、樋と電気の引き込みの位置も大切
23 12月 2018
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