幸手の家 屋根
地方や農家住宅でよくみられるのは、
家の大きさが一家の繁栄を表すため、とにかく大きく、とにかく高く家を建てるのが慣習となってますが、
「幸手の家」はその逆で、今までの風景を壊す事無くあたかも昔からあったかのように建物の高さと重心を抑えた建物となっています。
では、近所の方からは平屋建てと思われていますが、実は2階建ての「幸手の家」の屋根が出来上がる模様をお届けします。
■3月10日に上棟し。。。
■構造金物を終えたら、10年後20年後には「やってて良かったね!」と言える部分の納まりの打ち合わせをし屋根工事となります。
■道路から見える屋根を眺めていましたが、「人」・「物」・「技」は見えるけど会社名が分からないシートに笑っていました。。
■軒の出は1000。
垂木を取り付け、杉板の屋根下地を張り。。。
■音や熱を軽減するボードを張り。。。
■花粉をご飯にかけても食べられるくらい花粉症とは無縁の私は、トップライトの開口部から景色を眺め、「こういう物見台気持ちいいねー今度どっかで設計しちゃうかもー」と大工さんに言っていました。
■お次は板金屋さんの出番です。
屋根の先端に唐草を取り付け。。。
■捨て谷を取り付け。。。
■「トップライト廻りは、雨漏れしないようにいかにも頑張りました!というような下手くそな納まりではなく、見えないところで水を逃がすように綺麗に納めるんだぜー」と言ってスケッチを書こうとしたら、「そのつもりだよ!」と板金屋さんに一蹴されました。
■周辺では既に田植えの準備が始まっている現場に行き完成した屋根を眺めていました。
■ちなみに見た目は1階建てですが、屋根の下には2階部分が内包されています。
※次回はディテールを少しお伝えします。