地道に瓦修繕中
Posted by 尾谷 in 建築
東北地方太平洋沖地震が発生し、はや2週間が経ちました。
この2週間の間に、津波の恐ろしさだけではなく、エネルギーの根底を揺るがす原子炉の事故、放射性物質の漏洩、計画停電など様々な暗いニュースがあらゆるメディアから伝わってきています。
そんな混沌とした中ではありますが、地道にコツコツと瓦の修繕を進めています。
■地震直後の瓦状況
親棟が崩れました。(このお宅の被害は小さい方です)
■ひとまず養生
■修理に使う材料が手に入ったので、はしごを掛け修理着手。
■崩れた親棟をいったん取り崩します。
■のし瓦を「漆喰」で積み、銅線で連結します。
親棟が崩れたお宅の屋根は、のし瓦を銅線で連結せず、ただ積んでいるだけでした。
■次の「のし瓦」を積みます。
■巴瓦を積みます。
巴瓦は「荒木田土」という粘性土で積みます。
■のし瓦と巴瓦を締めます。
■おまけで、反対側の鬼瓦の漆喰直し。
■屋根修理に使うこの漆喰と瓦が手に入らないので、修理に時間が掛かるんです。
※残り○○件のお宅が待っています。材料次第です...
25 3月 2011
no comments