春日部の家Ⅱ 基本設計
Posted by 尾谷 in 建築
今月は、3月に上棟した「越谷の家」の引き渡しや、木造3階建ての「八潮の家」が着工したり、数件の大小様々なリフォームを進めたりと・・・バタバタしています。
現場を見ているだけなら良いのですが、ずーと前から依頼されていたお宅の設計を早くまとめなくては、そろそろお客さんに怒られてしまいそうです!
そんな中まとめた「春日部の家Ⅱ」の基本設計を、ちょっとだけお見せしますね。
■試行錯誤
二世帯住宅、田園風景に馴染む美しい屋根、土地を最大限に生かすプランを考えながら設計を始めます。
まず初めに、思い描いた屋根の形にカットした材木をボケーと眺めながら、全てを解決する糸口を見つけていきます。
■方向性が見えた段階で、プランを調整しながら、開口部や構造そして屋根のシステムを考えていきます。
■平日の夕方は当社の社長が「そろばんの先生」に変身し、会社内の一部が「尾谷珠算塾」の教室にもなるのです。
なかなか、ペンが進まない事に業を煮やしたそろばんの生徒が手伝ってくれるとの事。
左は私の助手で、右は同じ1年生の女の子。
何の迷いもなくペンが進んでいます。自分には見えない何かが見つかるかと期待しましたが、なぜか顔の絵や名前が・・・
■ちょっと期待してしまった自分が間違いでした...
設計ではなくただの落書きです。
■春日部の家Ⅱ 基本設計
設計当初は二世帯を並列に配置したり、高さが違う同じ大きさのブロックを並べたりと試行錯誤しました。
しかし、二世帯特有でもある親世帯と子世帯の距離感、敷地と庭とのバランス、そして美しい屋根を架けられない事の問題を解決すべく、敷地に対して振れている方位に呼応するよう、大きさや高さの異なる3つのブロックを素直に並べています。
15 6月 2011
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