わたしです
弊社の季刊誌の冒頭の文章は、その季節の情景を思い浮かべながら書き綴っています。
■秋だったら(2019年秋号)
前日の雨が大気の埃を洗い流し、深呼吸をしたくなる秋晴れの朝。
ふと、水たまりを見ると青空が映しだされ、ふちには流れ着いた金木犀の花びらが揺らめく模様を見てもう秋だなと。
■冬だったら(2018年冬号)
雪が振り続けた日の夜。雲の隙間から月が顔をのぞかせると、あたりは思いがけない明るさに包まれます。
新雪に反射する月の光が世界を煌々と照らす雪の夜。
蒼く澄み切った冷たい空気であっても、静まり返った銀色に輝く大地をサクサクと踏みしめ音を楽しみたくなります。
■春だったら(2019年春号)
キラキラ輝く新緑を黄色い布が優しく覆うような菜の花。
霞のような春の雲が淡い空に溶け込んでいく模様。
春風に乗りゆったりと泳ぐコイノボリ。
■夏だったら(2018年春号)
空にはひとかけらの雲も見えず、地面は陽炎で揺らめいてる今年の夏。
涼しげな風鈴の音を聞きながら「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を信じ耐えたいと。
っま、こんな感じで毎号言葉を紡いでいるのですが、
季刊誌を配り終えた頃お客様から、
「この季刊誌の写真は誰が撮ってるの?ネットから拾ってるの?」とか、
「文章は誰に書いてもらってるの?」と聞かれるので、
そのたびに「私が撮って、少ない引き出しから言葉を出し入れしてるんですよー」っとお答えするのですが、
「本当に?」とか「また冗談を言ってー」っと、嘘発見器に掛けられたように何度も聞かれたり、
中には露骨に「尾谷さんにそういう才能あるとは思えない(笑)。。。」っと苦笑いされながら言われます。
っま、どう思われててもいいんですけど、やはり日頃の行いは自分に返ってくるんだなーっと思ってます。
■全力でちびっ子を泣かせたり。。。
■全力で遊んだら、利き手の右手首の骨が複雑に砕けたり。。。
■散歩してたら。。。
■太陽の光が出てきたので、「キャー空ちゃん、今日はいつも以上に光り輝いてて可愛さ太陽系!」と大きな声で話しかけてたら、
いつも会うおっちゃんに聞かれ笑われたり。。。
■自宅から2時間近くの場所にある都内の高校説明会に息子と行き、
私「3年間通うのだから近くの高校がいいと思うよ。」
息子「やっぱりこの高校に来たい。部活も勉強も頑張るから」だなんて言うので、
往復ビンタをしたいのを堪え、近くにあるお寺で「落ちますように」っと祈っていました。
そんなわたしですが、みなさんのお手元にある季刊誌の写真や文章を書き綴っています。
※喫茶チリ子は除く
■2016年 秋
■2017年 秋
■2018年 秋
■2019年 秋
ちなみに表紙候補は「ザ!宮島」という皆さんも見慣れてるアングルもありましたが、
工務店らしく、柱と梁を額縁のように見立ててる写真にしました。
次回の冬号は、年明けにお配りしまーす。