刃物の手入れ
Posted by 尾谷 in もろもろ
大工さんにとって、刃物研ぎは洒落ではなく、切っても切れない関係です。
当社の現場は無垢材を多用する為、大工道具である「カンナ」「ノミ」はいつでも使える状態に、手入れをしていなくてはいけません。
現場で刃物研ぎをしても良いのですが、近隣の方や同業者の方に物珍しそうに見られるので、恥ずかしがり屋の大工さんは、下小屋で夜遅くまで手入れをしてます。
なので・・・包丁研ぎは得意なんです。
下の写真は大工さんが、先日工事をさせて頂いたお客さんの包丁を研いでる所です。
□包丁研ぎ
砥石の種類
手前から、荒砥(アラド)・中砥(ナカド)・仕上砥(シアゲド)・・・使う砥石の順番です。
荒砥は土製と金属製とあって、刃物や仕上げ方により使い分けます。
今は、世の中に物が溢れ、使い捨ての物が数多くあり、修理するなら買った方が良いと考える方もいると思いますが、物は大切にし手入れをしたいものです。
月日が経つにつれ、愛着が湧き、手によく馴染んできます。
16 2月 2010
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