失敗から学ぶ

梅雨が明け夏本番！

暑い暑い言っても涼しくはならないので、以前季刊誌で書いた私の失敗談でも読んで暑さを笑い飛ばしてくださいませ。

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『失敗から学ぶ』　2017年　夏号

真っ青な空に入道雲が湧き上がり、夏の訪れを謳歌するような蝉時雨の季節となりました。

暑い夏、寒い冬が来るたびに心苦しくなることがあります。
私の最初の設計は自宅でしたが、じつを言うと私の最大の失敗作でもありました。
当時28歳の私は、建築の事を何も知らないくせに、自意識過剰で「空間はこうあるべき！」だなんて格好ばかりの家を建ててしまいました。
夏は暑いし、冬は寒いし、生活に対する細かな配慮も足り無い。
家族は正真正銘の犠牲者です。
さいわい細かい事を気にしない呑気な家族はさほど気にすることもなく、失敗作の住まいに慣れ親しんでくれてるのが救いです。

15年経って現在。。。
新しい住まいを引き渡す度に、「みんなごめんね！この家は暖かくて涼しいんだよ」って。
その失敗から反省し、学び、改良を重ね、現在の尾谷工務店の家作りとなりました。

私は、暑い夏が来るたびに慙愧（ざんぎ）の気持ちで、簾を掛けたり打ち水をし涼を演出してます。
みなさんは、爽やかに先人の知恵と工夫をヒントに、夏ならではの楽しみ方を謳歌し暑さを乗り切ってくださいませ。

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っま、若い設計者にはよくありがちな失敗談ですよね。

1201投稿目のブログが文章だけではつまらないので、涼しげな日本の夏の風景でも。

□棚田

 

□蓮

 

□瀬戸内

 

□8年前の私。全力でちびっ子を泣かせました！！