秋雲は空高く
前日の雨が大気の埃を洗い流し、深呼吸をしたくなる秋晴れの朝。
ふと、水たまりを見ると青空が映しだされ、ふちには流れ着いた金木犀の花びらが揺らめく模様を見てもう秋だなと。
今の時期は夏雲から秋雲へとバトンタッチが行われ、「すじ雲」・「うろこ雲」・「鰯(いわし)雲」・「羊雲」など
秋の空には多くの雲を見ることが出来ます。
夏は地上付近が湿っていて、雲のもとになる水蒸気が多いため、地上に近いところに雲が発生しますが、
秋は地上付近の空気が乾燥しているため、空高いところに雲が出来ます。秋の空が高いと感じる理由の一つです。
カラッと「乾燥」した秋晴れのこの季節。
洗濯物も良く乾き過ごしやすい半面、「乾燥」がさまざまな不調や風邪の原因にもなります。
このような不調を予防する為にも、食の秋ですし食べ物で体の内側から乾燥対策をされてみてはいかがでしょうか?
・肺を潤す「潤肺」/山芋、アーモンド、柿など
・潤いに必要な水分を生み出す「生律」/豆腐、冬瓜、レンコンなど
・乾燥を潤す「潤燥」/白砂糖、白ゴマ
・水分を作る「滋陰」/エリンギ、カブ、ヨーグルトなど
・咳を止める「止咳」/栗、カブ、はちみつなど
何をするにしても清々しいこの季節。
変化に富む秋の空を眺め「ひつじ雲が出たらから明日は雨」、「うろこ雲だから3日のうちに雨」と鼻高々に天気予想をしても良いですし、
来るべき乾燥の冬への備えとして、自分の体に潤いを備蓄するのも良いと思いますよ。
21 10月 2020
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