まな板の注文承り〼
木のまな板といっても、様々な樹種があり一般的に桧(ヒノキ)材を思い浮かべるかと思いますが、
材質が硬いため包丁を傷めたり、香りが食材にうつる為、
繊細な日本料理を扱うお店には桧のまな板はオススメ出来ません。
大安吉日の本日、松伏町にある「三笠鮨」様にまな板を納品しましたので製作過程と共にお伝えします。
■松伏町の三笠鮨様より、1000×500×100のまな板の注文を受け。。。
■当初は、銀杏(イチョウ)を提案しようと思ってましたが、このお鮨屋さんのファンでもある材木屋さんが、
あまり流通していない銀杏の上の素材の柳(ヤナギ)の板を探してくれました。
2000×600×70の板なので、予備としてのまな板も作れます。
ヤナギのまな板は真っすぐ伸びないことから、目が曲がりくねったものが多いのですが、
繊維が柔らかく素材自体が緻密なため、部分的な刃の当たりの変化が少なく、適度な弾力で独特な刃当たりと刃離れが特徴です。
■まずは板目や不陸そして歪みを確認し。。。
■電気カンナで削り。。。
■弾力のある柳に合うように、カンナの刃先を調整し、
■削り続け。。。
■大安吉日の本日、1000×550×65の柳材のまな板を2枚納品し。。。
■喜んで頂けただけでも光栄なのに。。。
■カウンターの相談を承りました。
※三笠鮨様。
毎年恒例の忘年会には、開始時間の1時間前に担当の大工がカンナを持ってまな板を削りメンテナンスをします!
一生物のまな板です。半分の厚みになるくらいご愛用し続けてくださいませ。
最後になりましたが、お店の顔でもあるまな板やカウンターに関わることが出来嬉しい限りです。
◇皆様へ
目で、手際の良い包丁さばきで調理される料理と、柳のまな板を愉しみ。。。
口で、旬の料理を愉しまれてはいかがでしょうか?
まずは、平日のランチがオススメですので是非!