ディテール 手摺
突然ですが、「ファイトーイッパーツ」てなCMを思い出して下さい。
「私、足元の安全だけでなく、お肌ツルツルの保湿成分を確保してるのよー最高でしょー♪」っと言いながら、先端に千枚通しを着けた鋭利な杖とウナギを巻きつけた杖を持っている妻と一緒に山登り。
「空気は美味しいし、景色綺麗ねー来て良かった♪」と妻が言うと「銀河系で一番綺麗なお前を俺は一生放さないぜー!」だなんて仲良く山登りをしていると、妻が足元を滑らせ崖に落ちそうになり、鋭利な杖を私に向けてきたら石を投げてしまいそうですし、ウィンクをしながらヌルヌルの杖を私に伸ばしてきてもつるんって滑ってしまい、ファイトーって言うまもなく、「最後まで最高だったぜー」てな事になってしまいます。
っま、何をい言いたいかと申しますと、「山登りでも日々の生活でも不慮の事故を予防するには握りやすさが大切ですよね!」っと言うことです。
では、無駄で分かりずらい例えがありましたが、事故を予防する為に必要なシンプルな手摺をお伝えします。
■大工さんがいつもの寸法で手摺の加工を終え。。。
■いつもとは違う場所に設置する手摺。
新たなディテールを打ち合わせをし加工を終え、握り具合やらを確認してると第二関節が壁に擦るので。。。
■再度加工をしました。60mm×60mmの杉材を加工してます。
■そんな風にタテ、ヨコ、ナナメに設置される手摺は加工されてます。
■では実例をご紹介します。
弊社の手摺は「俺、病人なのね。改めて再認識。。。ネガティブになっちゃう」てな無駄に高価な仰々しい手摺ではなく、極力空間に馴染む手摺を工夫をして適所に設置するようにしています。
この写真には歩行の補助として、3箇所の手摺が設置されてます。分かりますか~?
■玄関にはヨコの手摺。
階段には溝の掘ったタテの手摺と、階段ナナメの手摺が組み合わさってます。
■このお宅の玄関にはタテの手摺。丸柱には指先が掛かるように溝が彫ってあります。
■このお宅の階段手摺は。。。
■壁面に収まるように手摺が設置されています。
■角度が変わる踊り場はこのようになってます。
■トイレの立座の補助として、カウンターとグリップを設置したりもします。
※手摺や引き手などの直接手が触れる箇所には、少ない手数で無垢材を加工をしたシンプルな形状が美しいと思います。