ディテール:引き分け戸
最近のブログは、動物や植物の事で工務店とは関係の無い事柄が多かったので、今日は「きちんと仕事をしてますよ!」というアピールも含め建築ことを。
私が今週から、設計してるのが形式にとらわれない「草の造りの茶室」です。
茶室と言っったら、「空間構成と開口部」が大事ですが、突然この場で「空間構成」とは!!・・・と力説されても迷惑でしょうから、今回は「開口部」に関するおはなし。
茶室の開口部だから・・・と難しく考える必要はありません。
茶室の空間は小さく、重心が低いので、人・風・光が行き交う開口部を自然(庭)との結びつきを考え、適所に配置するだけで良いのです。
・・・なんか偉そうに言ってますが、実はまだ茶室の設計はできてないんです。
GWまでにできるかな~?
設計が出来た場合は自分から報告しますので、GWを過ぎて「設計できたか?」なんて「コメント」で聞かないで下さいね。・・・意味、分かりますよね・・・
■ディテール:木製引き分け戸(以前設計した建具です)
◇特徴
木の質感を感じるように、露出する金物はクレセントのみ。
引手部分は框部分に押し縁と彫り込み加工をするのみ。
甲丸レールを使用。溝のあるレールだと砂利などが入り、開閉しずらくなる為。
◇仕様
枠 :ピーラー材(脱脂加工無垢材)
雨戸 :ピーラー無垢板(竪張り・片面) 見込み30㎜
網戸 :ピーラー無垢材(竪繁組子) 見込み30㎜
ガラス戸 :ピーラー無垢材(ガラス6㎜) 見込み36㎜
障子 :スプルス無垢材(竪繁組子) 見込み30㎜
特徴 :木製猿錠(かんぬきの事です)
木製建具を設ける場合は障子も設けます。
□写真
建具は庭と室内を密接に保つ役割を担ってます。(猫にとったら邪魔ですが・・・)