ディテール:手摺
Posted by 尾谷 in 建築
久しぶりの「ディテール」の記事です。
「ディテール」とは詳細な、細かい、些細な、などの意。
建築において、、イメージを実際の形に表現するには、ディテールが全てを決定すると言っても過言ではありません。
今までの経験と失敗から学び、改良し今のディテールが生まれました。
このディテールというタイトルでは、図面や写真を織り交ぜながら説明します。
分かりずらい点があると思いますが、ご了承くださいませ。
■ディテール:手摺り
□特徴
いかにも「私病人なの...」というような仰々しい手摺りではなく、さりげなく質素に手摺りを設えます。
□仕様
◇階段・ホール
ヨコ:タモ無垢材(90×36)に21㎜の溝加工
タテ:タモ無垢材(70×70)に15㎜の溝加工
◇トイレ
タテ:タモ集成材(45Φ)
■玄関ホール
左に階段手摺り。
右に玄関ホール手摺り。
■階段手摺り 01
70㎜×70㎜の独立手摺り柱には15㎜の溝加工がされています。
このタテの溝に指先が掛かる事により、一段目を安心して昇り始められ、連続した手摺りにスムーズに持ち替える事が出来ます。
■階段手摺り 02
連続した手摺り
■階段手摺り 03
勾配が変わるところ
■玄関ホール手摺り
階段の手摺りと同じ形状。
靴の脱ぎ履きの際に重宝します。
■トイレ手摺り
便座から立ち上がる際の使用を想定し、45Φのタモ集成材を床から天井まで立てています。
17 6月 2011
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