京壁の塗り替え
Posted by 尾谷 in 建築
今日から「尾谷工務店」はお盆休みです。
お盆休み前に良く依頼される工事が、「京壁の塗り替え」です。
お盆だからと言って、「京壁を塗り替えて綺麗になりました。先祖も大喜び!」という写真ではなく、ちょと視点を変え京壁を剥がす所をお伝えします。
■水をゼリー状にした物
水+白い粉{(株)サンクス/商品名:ハガセル・・・ちょっとかっちょ悪い名前)
保冷剤みたいな感じかな・・・
■昔は噴霧器で壁に水を掛けていたようですが、このゼリー状の物だと、部屋を汚さず短時間で施工可能になります。
■古い京壁にゼリー状の水を塗る
■数分経ったら鏝で削ぎ落としていく。
ゼリー状の剥離剤は下地を傷めたり、科学的変化は無いので安心
■チリ周りに残った古い京壁は(柱・廻縁)刷毛で落としていきます。
■下地調整をし、繊細な手で京壁を塗る。
ちょとゆで卵の様な体型ですが、当社の漆喰や京壁などを担当している左官業者さん。
30年程前から、体型は変わらずですが、お腹廻りは進化をしています。
狭い所だと、仕上げた所を自分のお腹で擦ってしまうので、注意が必要なんです。
京壁を剥がす写真はいかがでしたか?
ビフォー・アフターみたいな写真は、いろんなホームページにあるのでちょっと視点を変え、工事過程が分かる剥がす所の写真をお届けしました。
12 8月 2010
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