建具を愉しむ
高価なモノや最新式の高性能なモノに囲まれる生活よりも、
豊かで、美しく、健やかに暮らせるきっかけのひとつでもある、
建具のおはなし。
■野田市 O邸
◇自分らしく心地よく使われてる清潔感のある、昭和56年製の台所を眺めながら、
新しく作る建具の相談を受けていました。
◇建具のスケッチを書きましたが、
個性的で解読が難しいので。。。
◇清書しガラスを選び製作開始。
◇塗装屋さんは、
既存の枠を塗装しついでに、幼稚園の娘さんと将棋の勝負をしていたそうです。
◇建具が出来上がり。。。
◇建具屋さんがノミや。。。
◇カンナで調整してるのを。。。
◇眺めていました。
◇塗装が仕上がり、
建具を撮影する振りをし娘さんを撮っていました。
◇ディテール
腰板は無垢板で、
ガラスの上下はレトロな歪んだガラスになっています。
心の歪んでる人には分からないのですが、歪んでるの分かりますか?
このガラスの長所は、
夫婦喧嘩や親子喧嘩をしてもガラス越しに互いを見ると、
怒っていても笑顔で見えてしまうのですぐに仲直り出来てしまったり。。。
夫婦喧嘩、親子喧嘩で割ってしまってもその場所だけを交換が出来るので、
赤、緑、青などの色ガラスに交換する事が可能です。
つぎはぎだったガラスが1枚のパッチワークのようなガラス建具となり、喧嘩をする度に家族の絆がより強固になるかと。。。
引き手はいつもの掘り込み。
◇和室側
◇居間側
◇台所側
※O様
建具屋さんも喜んでいました。
「いいなー」っと思える建具の製作に携わらせていただきありがとうございました。
そして、たくさん喧嘩してパッチワークのガラス戸を完成させましょう!!
私も建具屋さんも割った報告を楽しみにしてます!!