無垢のAVボード
工務店なのに何かと家具の依頼が多い尾谷工務店でございます。。。
年明けから大小さまざまな家具を製作し、やっとひと段落しました!
では、2010年の12月に依頼を受けていた「無垢のAVボード」が、のろまな工務店の手によりついに完成したのでご紹介します。
◇ テレビは1年以上も床にじか置き。。。
◇今回の家具の材料は既存の家具に合わせ「タモ材」です。
私の図面をもとに大工さんが無垢材の加工に入りました。
側板や仕切り板には、反り防止の為「吸い付き桟」」の加工を施します。
◇天板や地板には「吸い付き桟」を受ける「蟻(あり)」加工をします。
◇それぞれの部材の加工を終え微調整をしたら、それぞれの部材を一気に組んでいきます。
◇お次は脚の加工
脚と言っても武骨な無垢材を取り付けるだけ。
写真は無垢の角材が割れないようにする「チギリ」という細工。
脚の材料は「マコーレ」という赤みを帯びた強烈に堅い木です。
◇脚となる角材にも当然「吸い付き桟」加工をします。
◇「蟻」加工した地板と合体です。
◇釘やビスなどの金物を一切使わないフレームの完成。
◇毎度おなじみの家具屋さんに細かな細工をしてもらって。。。
◇頬ずりしたくなる位美しい「無垢のAVボード」の素地仕上げが出来たと思ったのもつかの間…
◇すかさず、塗装屋さんがお客さんの手持ち家具との色合わせをし、適量の秘伝のたれと私の愛情をたっぷり塗り込みます。
◇みんなの愛情が詰まった「無垢のAVボード」完成!
変な金物は見せたくないので、引出部分の手掛けは掘り込式。
◇引き戸部分の引手は毎度おなじみのディテール。
◇心寛大なK様
永らくお待たせして申し訳ありませんでした。
42㎝高くなったテレビはいかがですか?
これで、字幕を見るために立ち上がる必要が無くなりましたね(笑)
ごちゃごちゃしているテレビ配線やコンセントは、まもなく始まる2階のリフォームの時に行いますのでお待ちください。