無垢×タイル 洗面所
職人さんが少しの知恵と手間を掛け、
お客様は少しの工期を許してくれるなら、
自分好みで愛着の沸く空間に設えることが出来ます。
昔から身近にある無垢材やタイルを使うことと、
住まい手の魅力的な暮らしぶりが相まって、
どこか懐かしく温かみのある洗面所。
システマチックに出来てしまうモノではなく、
技術を発揮させながらモノ作りの機会を与えてくれるお客様には本当に感謝して居ります。
では、無垢×タイルで作る洗面所の製作過程をお伝えします。
■野田市 S邸
◇工程がズレたら誰が犯人かすぐ分かる、
業者名を記載した工程表を業者さんに一斉に流し。。。
◇現場には、ちゃっかり会社の表示板を設置し。。。
◇35年間お疲れの浴室や。。。
◇洗面所を。。。
◇一気に解体し。。。
◇お客様の日頃の行いが良かったため、
土台や柱には一切腐れはなく、
土間コンクリートを打設しました。
◇設備配管や壁断熱を終えた現場には、
断熱材で包まれた浴槽が届き。。。
◇システムバスの施工をしてる頃。。。
◇大工さんは洗面所の図面を見ながら。。。
◇作業場で無垢材の加工をしていました。
◇大小の枠材だけでなく。。。
◇幅広の枠材には、反り止めの加工をし。。。
◇引き込み戸+ランマという少し難易度の高い加工をしていたり。。。
◇洗面台カウンターの加工をし。。。
◇綺麗に納めていました。
◇クロスを張り終えたら。。。
◇「タイル割れるかなー」って寸法を測っているタイル屋さんに。。。
◇「半端なタイルなんか入らないから!綺麗に割れるはず!」って言い。。。
◇「ね!」って言って、
「入隅はコーキングしてねー」って言おうとしたら。。。
◇「知ってるからー」っとコーキングしてくれ、
「シンク持ってきてー」っと言うので。。。
◇設備屋さんと大工さんで陶器のシンクを設置し。。。
◇タイル屋さんは、
頭にスポットライトを設置しながら、
コーキング処理をしてくれ。。。
◇建具屋さんは、
無垢の引き手の建具やガラスを設置していました。
■玄関
◇天井:杉の板張り。
照明:LEDのダウンライトに交換
手摺:タモ無垢材
◇長さ3.6mの手摺は手先が掛かる溝付き。
■洗面所
◇壁と壁の間に入る引き込み戸。
上部の有機的な模様のガラスは、古民家から引き下げたものを転用。
◇引き手:無垢のタモ材。
15㎜の溝が彫ってあるだけ。
◇全景。
床:ナラ無垢材
壁:クロス、タイル、杉板
造作材:タモ無垢材
照明:LEDのダウンライトに交換
自分好みにカスタマイズできるように、洗面台下はOPEN。
◇水栓:カクダイ
◇造作
下:コップなどの置ける棚(D=100)
中:杉板+鏡
上:カゴ等が置ける棚(D=290)
■浴室
■トイレ
◇全景
床:クリ無垢材
壁:クロス、タイル、杉板
造作材:タモ無垢材
手洗いの水はねを考慮し、一部タイル張り。
◇壁厚を利用し立座のサポートとして、
さりげなく、カウンターやハンドグリップを設置。