耐震改修設計中～

さあ！珍しく建築の話でも！！

 

最近、ずーと会社に引きこもり設計や見積もりをしているんです。。。
春日部市だけではなく松伏町や野田市でも耐震診断を行い、そのお宅に適した耐震改修の設計を耳から煙をモクモク出しながらしています。

あまり聞きなれない「耐震改修設計」という言葉。。。噛み砕いて説明するには400字詰めの原稿用紙が4枚位必要になるのと、文章を作るのに1ヶ月は掛かるので省きますが分かりやすい数字で説明しますね♪

 

■松伏町と野田市の「既存建築物耐震診断補助金交付適合書」という漢字だらけの書類。

この書類の交付前に耐震診断をしたら補助金がもらえないんです。（役所らしいでしょうー）

 

■とあるお宅を例に説明していきます。
診断した結果の建物全体の評点は「0.53」

この数値が1以上なら一応倒壊しないという判定になるんですが、昭和56年以前の建物なら当然1以下になります。

 

 

■地震や風に抵抗する「耐力壁」をバランスよく増設したら「0.60」になりました。

 

■重たい瓦屋根から軽い屋根に変更したら「0.63」になりました。

屋根が軽いのは地震に有効です。

 

■屋根を軽くし、耐力壁を増設したら「0.75」になりました。

 

※当然ながら評点は「1.0」以上になるのが望ましいですが、費用対効果を加味しながら予算に合わせた改修方法を模索していきます。

10万円掛けても100万円掛けても同じ数値だったら安い方が良いと考えています！

「お金を掛ければ強くなる」っという訳では無いんです。
大切なお金は大切に使いましょうー。