古きものから学ぶ
最近のブログを振り返ってみると、工務店なのに建築以外の事ばっかり熱心に書いていたので今回は建築に関わる話でも!
突然ですが、「不易流行」という言葉があります。
建築はこの「不易流行」という言葉の通り、流行に惑わされずいつまでも変わらぬ本質を保ちつつ、新しいものを吟味しながら取り入れる必要があると考えています。
先月、1820年に建築された教会で身内の結婚式がありました。
記録係の私は二人の門出を撮影したり、雨にも風にも耐え数々の人たちを見守ってきた木造の教会のディテールを、スケッチブック片手に撮影したりと大忙しだったんです。
では、光と影が織りなす静寂な教会のスナップ写真でも!
■力強く美しい小屋組が表しの教会内部。
■窓からの絞った光が、サンゴの粉を混ぜてある漆喰壁を淡く照らす模様を撮影したいのに、ビデオカメラを操作している坊主君と股を広げている妻が映ってるし。。。
■ランダムに彫の深い窓が配置される事により、淡いグラデーションの光が室内に落ちています。
■庭でフラワーシャワーを終え…
■みんながお庭で写真を撮っている隙に、大好きな建具の写真とスケッチ開始♪
■素敵な木製扉です。
木製の枠の小口は床には付けず、下端をカットし隙間を開けてあります。
ただ、この方法だと隙間風や雨が室内に入るので、私は枠を下まで伸ばし銅板で枠を巻き込むようにしています。
■長い歳月を感じさせる趣のある扉です。
■お!!
長く人々から愛されると、必然的にヤモリからも愛されるようです!!
※古い建物から学びつつ、自分なりに最良の方法を選択しながら日々の仕事に反映させる事を心がけています。
11 7月 2012
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