四国の旅 愛媛編
香川に続いて、
「四国の旅 愛媛編」をマニアックな視点でお伝えします。
◇6:00
二日目は自由行動!
毎朝犬の散歩に行く5:00に目が覚め、
マンホールカードの配布場所を確認したり、
散歩してる人に話しかけたりしていたら、
朝食の時間になったので、
朝焼けの松山城を見ながら。。。
◇さっさと朝食を食べたら。。。
◇7:00
路面電車に乗り、道後温泉駅に到着。
◇日頃の行いが良いので、カラーバージョンのマンホールがありました。
松山市のマンホールは、
市の花である「ヤブツバキ」が中央に描かれ
花の周りには日本三大かすりの一つ、
「伊予かすり」の井桁文様があしらわれています。
◇7:15
道後温泉本館に到着。
せっかくなので、有名な正面だけでなく全方位をご紹介します!
■道後温泉 本館
◇竣工
1894年/神の湯本館/重要文化財
1899年/又神殿、霊の湯等/重要文化財
1924年/南棟、玄関棟/重要文化財
◇南側
2.3階には休憩室があります。
ちなみに私は2階で疲れてもいないくせに、
浴衣を来て一著前に休憩をしていました。
◇南東側
青い銅板の部分は当時「桧皮葺」だったところです。
◇東側
太陽が昇るこの東側には皇族専用の入口です。
◇北東側
塔屋の部分は振鷺閣(しんろかく)。
1894年(明治27年)に建てられ、1日に3回タイコが鳴らされます。
ちなみに、振鷺閣の白鷺は北側を向いていました。なんでかは知りません。
◇北西側
◇ついでに、ディテールでも。
皇族専用の玄関「御也門(おなりもん)」
おトイレに行きたい方は道路を挟んだ向かいにあります。
◇三重に連なった鬼瓦。
下から、龍、鳳凰、湯玉。
◇庶民の玄関には、「道後温泉」の額と、
湯玉の鬼瓦がお出迎え。
◇東側玄関のディテール。
足元は漆喰ではなく、
雨水や馬車の跳ね返りの水を考慮してかは分かりませんが、桧の板張り。
痛んでもすぐ交換出来る様になっています。
◇8:00
写真撮影の有無を尋ねると、
他のお客様が映らなければ良いとの事なので、
貸切状態の休憩室を撮影し、貸しきり状態の温泉に入り。。。
◇帰り際、長押の釘隠しに使われてる「ツバキ」を発見し、
道後温泉を後にしました。
◇10:00
タクシーのおっちゃんと話してたら、
松山駅に到着し、次の目的地に移動。。。
◇駅員さんと話してても電車が来ないので、
ビールを2本飲んだら気持ち悪くなりました。
◇地方では出来ないと思い、羽田でパスモにチャージしたのですが、
チャージどころか、ICカードは使えないので切符を購入。
さっき話してた駅員さんにスタンプではなく、
「ハサミでパチン!」ってやってとお願いしたのですが、
「ハサミ無いんですよー」っと、
小学生に説き伏せるように優しく言われました。
◇12:40
日本で一番海に近い駅の「下灘駅」に到着。
ベンチに座りながら、海と空に静かに溶け込む質素な無人駅を眺めていました。
■下灘駅
路線:四国旅客鉄道予讃線
開業:1935年
おまけ:「男はつらいよ」シリーズの第19作の冒頭シーンで使われたそうです。
◇14:00
坂の上の雲ミュージアムに到着。
ちなみに、道後温泉の後ろにある坂の上には遊郭跡があります。
坂の上の遊郭ですね。
■坂の上の雲ミュージアム
竣工:2007
設計:安藤忠雄建築研究所
◇坂を駆け上がり。。。
「マンホールカード」・「無料」という好きな言葉
で心踊り、2階に駆け上がり。。。
◇ハァーハァー言いながら、記名をしてマンホールカードを貰いました。
一人1枚だというので、
「えーーーー!越谷市は2枚でしたよー!保存用と自慢用に2枚欲しいんです!」っと言い、
免許証を見せながら「埼玉から来ました!」とか、
「お土産はマンホールカードだけと決めてるんです!」
っと熱い思いを受付の方にぶつけたにも関わらず駄目なので、
一度建物から出て、回れ右して受付に行ったのですが、
笑いながら「駄目ですよー」って、小学生に説き伏せるように優しく言われました。
なので、ダメダメ言う堅物の受付の人の前で、
会社の人に電話で、マンホールカードゲットするよう指示しました。
◇マンホールカードを小脇に抱え、
愛媛県庁を眺め。。。
■愛媛県庁舎
竣工:1929年
設計:木子七朗
◇14:30
松山に来たので、松山城へ。
松山は樹木だけでなく、車もカラフルなんだなー。
そんな色気出す前に、マンホールカードを配布しろっつうーの!
って思いながら目を凝らしてみると、
今年の9月30日から10月10日に開催された国体の宣伝カーでした。
■松山城
築城年:1602年
指定文化財:重要文化財
・大天守、野原櫓、乾櫓、隠門続櫓など櫓6棟
・戸無門・隠門・紫竹門・一ノ門など門7棟
・筋鉄門東塀など塀7棟
◇突き上げ板戸
外観と、内部のディテール
◇城壁にポコポコ孔が空いてるのは。。。
◇外の景色を切り取って眺める窓ではなく、
挟間(さま)といいます。
戦闘の際、この窓から弓矢や鉄砲などで攻撃をしたそうです。
◇長年の雨で傷んでるかと思いきや、
雨水が吹き込んでもきちんと流れるようになってるので、
腐れなどは見受けられませんでした。
サスガー!
◇筋鉄門
「筋金入りのマンホールマニアにはならなくって良いやー。建築がんばろう!」
っと思っていました。(本当です!!)
※次で最後です!
続きは、国道(酷道)編でお伝えします。