無垢のすっぴん階段
知人が、横須賀市の秋谷という場所で大正15年に建てられた酒蔵を改修し、ごはん屋さんを開く事になったので、微力ながらお手伝いをして来ました。
ではでは、あまり見ることの無い「無垢のすっぴん階段」の制作過程でもお伝えします。
■現地調査
秋谷海岸に到着~
■大工さんと一緒に、重厚な漆喰扉に迎えられ現地調査開始!
■子供心をくすぐるスリルあふれる階段は卒業し、この空間
■どっかの誰かが書いた適当なスケッチとディテールでは
■原寸図を書いていたら、杉の無垢材を材木屋さんから運ばれてきました。
■頬ずりしたくなっちゃうくらい綺麗に加工された板を、原
■段板(踏むところ)を加工
■ササラ桁(両側の板)を加工
■仮組
■ディテール
仮組をし細かな微調整をしたら再度分解。
スベリ止めや手摺兼用の柱やらを取り付けながら本組をしていきます。
白っぽい段板にはスベリ止めとして、チーク材を埋め込ん
色の違いでさりげなく段を認識できるように配慮しているつもりです。
こういう考え方がユニバーサルデザインっていうらしい。。。
■完成
◇必要最小限の部材で造られています。
◇階段の裏側はこんな感じ。
◇90㎜の柱は階段の支持材と手摺を兼ねています。
仰々しい手摺ではなく、さりげなく指先が掛かるよう4面に溝が掘ってあります。
◇あっ!せっかくの完成写真なのに大工が写ってる。。。
※yusann(ユサン)殿。
この「無垢のすっぴん階段」は飾り物ではありません。
当然ながら、使われていくうちに愛着や思い出という傷や凹みが付
皆様でこの階段を可愛がって下さい。
愛情が薄れてきたと階段が感じたら、私の顔が浮き出てくるように秘伝のタレを塗り込んでありますので♪(ウソ)