社会見学 感じる
学校とは違う「尾谷家の社会見学」その2です。
2つ目の話題は、タイトルにもある通り「感じる」です。
連日、テレビなどを通して地震と津波の恐ろしさが伝えられていますが、目に飛び込んでくる映像は、子供が実体験していない為遠い国の出来事や映画の世界だと、時が経つにつれ考えてしまう恐れがあります。
親として子に教えるのは勉強や躾だけではなく、人としての骨格となる「芯」を育てることも大切だと思います。
いくら口で言っても分からないと思い「百聞は一見にしかず」と言われるように、地震の恐ろしいエネルギーを自分の目と肌で感じつつ、恐怖心と対処を教えるのが一番だと思い、いざ海へ!
■アクアワールド 茨城県大洗水族館
常陸大宮の休憩所から、波打った道路や傾いている住宅そして至る所で倒壊している大谷石の塀を見ながら、一般道で向かいました。
一番凄かったのは構造的な問題がある建物でしょうが、鉄筋コンクリート造3階建ての1階駐車場(ピロティー)部分が崩れ、乗用車のフロント部分が潰れているのを見たときは、びっくりしました。
■ガラガラで、通常の1/5程度の入場者数です。
なぜか息子は水族館に入れると勘違いしていたようで、いじけていました。
可哀想だったので、昼食を兼ね大洗アウトレットへ。
■大洗アウトレットに到着しましたが...
賑わいはおろか人の気配が感じません・・・地震と津波の影響で休業のようです。
生け垣のツツジは本来緑色の葉で花芽を付けている時期なのですが、茶色の葉に紅葉しています。なぜなら、津波で海水を被ってしまい枯れてしまったようです。
■街灯
斜めに傾いてしまった街灯。原因は液状化と余震です。
■海側ショップ1
ガラスが割れ、腰位の高さまで波が来たようです。
■海側ショップ2
■液状化現象
■大洗海岸 トイレ
津波により、海岸のトイレの開口部が破損していました。
■大洗海岸1
海岸沿いを車で走っていて、あまり被害を目の当たりにしなかったのですが、これが現実です。
大洗海岸は災害ゴミ集積場になっていると、ニュースで聞いていたのですが、本当にすごい量が海岸を覆い尽くしていました。
■大洗海岸2
地震と津波の恐ろしさ、悲惨さを自分の目で見たことは決して無駄にならないと思います!
珍しく真剣な眼差しで、液状化で隆起した道路や津波で壊された店舗そして災害ゴミを見つめていました。
7才の息子なりに、地震よりも津波は本当に怖いと実感したようです。
※きっかけは与えるから、自分で考え行動を起こせる芯の太い人間になりなさい!