家づくりの思想
その為にわたしたちは、「人」・「物」・「技」という3つの言葉を大切にする事で住まい手と、末永いお付き合いをしていきたいと考えています。
【物】
自然の美しさ・豊かさ
古来より日本の気候・風土で培われてきた、紙や土そして木という物は、日々の暮らしの中で、自然の美しさや豊かさを実感させてくれます。わたしたちが、四季の移ろいを五感で感じるように、香りや手ざわりそして木目などで日々の暮らしが豊かに感じられればと願っています。
構造材
家の質と強度を決める重要な構造材には、山長商店の紀州材を使用しています。樹齢50年から100年の紀州杉・桧を含水率と強度を全品検査したJAS認定製品です。
木へのこだわり
木には『強さ』だけでなく、『美しさ』と『心地よさ』があります。柔らかな木肌と美しい木目、自然の香り。人の心と体に働きかけるリラックス効果は天然素材である木ならではのものです。
木造住宅の機能
室内の湿気を吸収・放出し、一定の湿度に保つ『調湿機能』を木の家は持っています。木は住宅として使用されてもなお『呼吸』していると言われる由縁です。
【技】
長年培ってきた技
職人の技は、堂々としていて迫力があります。家づくりには多くの工程があり、職人が培ってきた経験と技術だけでなく、豊かな感性や確かな感覚でつくります。わたしたちは、物の癖・特性・適材適所を知り、建てた時でなくその先を見据え、脈々と受け継がれてきた技を駆使する事で良い家が出来ると信じています。
家をしつらえる
尾谷工務店では、一人一人の体型に合わせて仕立てた洋服のように、一軒一軒住まい手に合わせ家をしつらえます。自社内の設計事務所である海工作舎で設計をし、さらに施工する大工は自社の社員です。一貫して質の高い家を作るため、このような連携できる体制を作っています。
職人技
『家』は職人の手によって作られています。人間に個性があるように、木の個性も一本一本異なります。日々素材と向き合うことで経験が積まれ、技が磨かれます。
道具
職人にとっての道具は無くてはならないものです。言ってみれば手と同じようなものかもしれません。親方に譲ってもらった道具などはいつも手入れをし長く大切に使っています。技を受け継ぐことは心を受け継ぐことでもあります。